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マリメッコのデザイン哲学 マリメッコのデザイン哲学

マリメッコのデザイン哲学 - 世代を超えて受け継がれるタイムレスなデザイン

マリメッコは使い捨てのファストファッションではありません。マリメッコのデザイン哲学の根底にあるのは、明るく前向きなライフスタイル。タイムレスで機能的なデザインを通して感動をお届けします。

ウェア、バッグ、アクセサリー、ホームを色鮮やかに彩り、暮らしに喜びをもたらしたい。ファッショントレンドに流されることなく、マリメッコは真のライフスタイルブランドの先駆けとしての道を歩み始めます。

プリント作りのプロであることに誇りを持つマリメッコ。美しいプリントデザインを取り入れることによってモノに新たな命を吹き込み、世代を超えて愛用し続けることができる「タイムレスなデザイン」を提案したいと考えています。

マリメッコのデザイナーたちは、創業時より蓄積されてきたアーカイブデザインをインスピレーションに、新しいアイデアも織り交ぜながらデザインを生み出してきましたが、単にその時代に合わせたデザインを提案しているだけではありません。今もなおコンテンポラリーであり続け、幅広い世代の方が一目でマリメッコとわかるデザインを生み出してきたマリメッコの精神を、デザイナーたちがそれぞれ解釈し、その本質をとらえようとしているのです。

マリメッコのウェアのデザインは世界中を魅了し、刺激を与えました。(写真: トニー・ヴァッカロ撮影 1964年)

「マリメッコが提案するのはトレンドに流されるファッションではありません。私たちが提案するのはタイムレスで長く使えるデザインであり、これが時に非常にファッショナブルに見えるのです。」

- マリメッコ創設者 アルミ・ラティア

世代を超えて女性たちを彩ってきたドレス

戦後のフィンランド、1950年代の女性たちが身に着けていたファッションの多くはモノクロの世界。そのデザインには独創性がありませんでした。洋服と言えば体を締め付けるシルエットと落ち着いたデザインが主流であった中、心の奥底では変化を求める人も出始めていました。
抽象的なパターン、構築的なシルエット、鮮やかな色使いが特徴的なマリメッコのドレスは、既存の枠にとらわれず自由に考え行動する女性たちの心をしっかりととらえました。独創的なプリントデザインで知られる革新的ブランドとして、ほどなくして世界各地でも注目を集めることに。

コミュニティで取り組むものづくり

左: 本当の自分を色で表現!平等を表すタサライタがレインボーカラーに。右:タイムレスなのに飽きがこないデザイン。ウニッコ柄は、長年の歴史の中で100種類にものぼる色使いで登場してきました。

コミュニティで取り組むものづくり

関係者が一堂に会し、新しいプリント技術の実験やアイデア交換をしながら協力してものづくりに取り組む企業文化が、マリメッコにおけるイノベーションを生み出してきました。マリメッコのプリント工場では、アーティストやデザイナー達が熟練の技を持つ職人と肩を並べ、オリジナリティを追求したいという同じ目標に向かってものづくりを行っています。

マリメッコのクリエイティブ・コミュニティとは、クリエーターたちを招いて共にものづくりを行うチームのこと。コミュニティの持つエネルギーに絶大なる信頼を寄せています。

マリメッコの独創的なプリントと色使いが奏でる躍動的なビート。

完全なる不完全さ

ヘルシンキ郊外にあるマリメッコのプリント工場は、アイコニックなプリントたちに新たな命が吹き込まれる聖地。多層印刷で表現した色鮮やかな大柄プリントは、創業当初よりマリメッコの代名詞的存在として親しまれてきました。

アーティスト達は、頭の中にあるアイデアやビジョンを、そのアーティストならではの手法によってデザインに落とし込んでいます。手を使って作品を描くアーティストが多い中、デジタルを駆使した作品を得意とするアーティスト、そして中には写真や切り絵、ドライフラワーを使った作品を手がけるアーティストも。どんな手法で手がけた作品であっても、マリメッコのプリントには人の手のぬくもりが感じられる「完全なる不完全さ」が存在します。

重なり合う色、意外な色の組み合わせは、マリメッコのプリント作りにおける基本。

花に秘められたパワーによって生まれたウニッコ柄。1964年の誕生以来、トレンドやファッションが目まぐるしく移り行く中、変わらず愛され続けてきたタイムレスなデザイン。

あえて既存の枠からはみ出そうとすることから生まれる、インクルーシブな世界

エンパワーメントを応援し、反エリート主義から生まれるデザインの数々を世に送り出すなど、マリメッコではインクルージョンと平等性を大切にしてきました。
「ありのままの自分に自信を持って、クリエイティブな感性を発揮してほしい!」 これは、かつてアルミ・ラティアがお客様に対して抱いていた想いでしたが、長い年月が経った今もなお、マリメッコは同じメッセージを発信し続けています。また、マリメッコで働くスタッフに対しても、ジェンダー、年齢、自己認識にかかわらず、ひとりひとりが輝けるよう願い、環境整備に取り組んでいます。