サンナ・アンヌッカ

サンナ・アンヌッカは英国ブライトン在住のプリントデザイナー兼イラストレーター。フィンランドにルーツを持つイギリス人です。サンナは2008年よりマリメッコのクリエイティブ・コミュニティに参加。 自然や民俗文化への愛に溢れる作風が特徴の彼女が今年発表したのは、美しい世界観を描いたSvaale(スヴァーレ)と魅力あふれるNjalla(ニャッラ)。


「私の作品が存在するのは、そこに伝えたいストーリーがあるからです」 

— サンナ・アンヌッカ


サンナ・アンヌッカはブライトン出身。フィンランド人の母親とイギリス人の父親のもとに生まれました。幼少期にフィンランドで過ごした夏の思い出が、今でも彼女の作品に大きな影響を与え続けています。

「フィンランドの穏やかな森林風景に完全に魅了されました。松の葉や樹液の香りが漂う白夜のラップランド地方でベリー摘みや魚釣りをしたり。湖に浮かぶ桟橋に打ち寄せるさざ波の音にのんびりと耳を傾けたり。小さな頃から大自然との絆を築くことができたのは、とてもラッキーですよね。私は古くからの伝統を守ること、そして言い伝えの持つ力は非常に大切だと考えています。だから作品にフィンランドの要素を取り入れることが多いのです。」



アーティストとは常に冒険をし続けること。そして自己発見へと導いてくれるもの。

「空想のアイデアに命を吹き込む瞬間は最高の気分。でも、その過程で困難に直面し、もどかしい思いをすることも。アーティストであり続けるためには、逆境に打ち勝つことのできる力強さ、スランプや自己否定をも乗り越えられるだけの好奇心が必要です。何年も活動を続けてきた中で、プロセスを信じること、困難を受け入れること、失敗を受け止めること、そして何より物事をあまり深刻にとらえ過ぎないことの大切さを学びました!何かを捨てて新しいものを生み出すのは、まるで自分の体内を宇宙が通りぬけていくような…とても不思議な感覚です。」


マリメッコのクリエイティブ・コミュニティの一員となることができたのはとても光栄。

「私はとにかく柄が大好き。柄好きにとって、マリメッコほど楽しく働ける会社は他にありません。マリメッコの創設者アルミ・ラティアの考え方、そして彼女がマリメッコに対して抱く野望を崇拝しています。アルミ・ラティアの精神が今もなお会社に強く根付いているのは素晴らしいことだと思います。デザイナーとして、この素晴らしい精神を今後も受け継ぎ、日常生活に喜びをもたらすことに少しでも貢献できればと願っています。」

サンナ・アンヌッカにとってのパワースポットは田舎の屋外。

「元気になりたいなら田舎の新鮮な空気を吸うのが一番。森の中で散歩したり自転車に乗ったりすると良いリフレッシュになり、心の充電ができます。」

Svaale Design: Sanna Annukka 2017

Njalla Design: Sanna Annukka 2017

Svaale (スヴァーレ/北極キツネ)は、北欧神話で重要な動物とされる可愛いキツネが主人公として登場するプリント。シンプルなフォルムで描くことによって、動物たちならではの特徴や魅力を捉えようとしています。動物が抽象的に描かれることの多い東欧刺繍から着想を得てデザインしました。 


様々なテクスチャーが重なり合う森の風景は、サンナ・アンヌッカにとって無限のインスピレーション源。Njalla(ニャッラ)プリントをデザインした際には、森で見つけた苔、葉、ベリーの実、木の幹などから着想を得ました。プリント名は、頑丈な木の上に立つ高床式貯蔵庫を表すサーミ語です。