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Tasaraitaについて知っておきたいこと


マリメッコの数あるストライプ/ボーダー柄の中でも、特に人気の高いTasaraita(タサライタ/横縞)。Tasaraitaについて知っておきたいトリビアについてご紹介します。


ストライプ柄やボーダー柄のトップスは、どんな人でもクローゼットの中に必ず1点は持っているはず。フランス海軍の制服として産声を上げ、後にココ・シャネルやパブロ・ピカソにも愛されたシンプルな長袖のボーダーTシャツは、ジーンズやワイドパンツとの相性が抜群であるのはもちろん、流動的なシルエットのスカートと合わせても。マリメッコでは、タサライタと呼ばれる均一なボーダー柄のTシャツが定番アイテムとして愛され続けてきました。

マリメッコがボーダー柄を大きく打ち出したのは1968年。新たな文化としてボヘミアン主義が台頭し、新たなライフスタイルや価値観が生まれ始めた時代でした。1960年代後半、平等を求める様々な社会運動が発生していた潮流を背景に、「平等であることの大切さ」を表すメッセージ性を持った タサライタ Tシャツが誕生。デザインしたのはアンニカ・リマラ。発売当時より、着る人のジェンダーや年齢を問わないアイテムとして提案してきました。ボーダーTシャツと言えば、愛用者が数多くいる一方で、どこか「大胆」「枠にとらわれない」といったキーワードを連想させる一面も。今も昔も、アート好きやファッショニスタなど、感度の高い人々に愛され続けてきたからなのかもしれないですね。

カリスマ的なクリエーター、アンニカ・リマラ

ファッションデザイン、プリントデザインの両方を得意としたアンニカ・リマラ (1936–2014)は、1960年から1982年までの間、マリメッコのチーフデザイナーとして活躍。アンニカ・リマラのクリエーションによって、マリメッコはファッションハウスとしての地位を確立させることに。1960~70年代、モダンでどこかエキセントリックな雰囲気を纏うマリメッコのルックは、ELLE、Harper's BAZAAR、VOGUEといった名だたるモード誌の表紙を飾り、1967年には、世界で最も影響力のあるファッションデザイナー10名のひとりとして表彰されました。

ストリートやイベントで日々アンテナを張り巡らせ、インスピレーションを得ていたアンニカ・リマラ。躍動感あふれるプリントと色使いが特徴的ですが、加えてタイムレスで実用的なデザイン、そしてちょっとしたユーモア感覚が見られるのもアンニカ・リマラ作品ならでは。当時のユースカルチャーやアートに影響を受け、大胆なモチーフをデザインしてきた一方で、1960年代終盤へ向かうにつれてフォルムや機能面においてユニバーサルな要素が見られるように。アンニカ率いるマリメッコは、ベーシックなカジュアルウェア、コットンジャージーで知られるようになりました。

誰もがデニムをはいていた当時。アンニカ・リマラは、「年齢や体型、ジェンダーを問わずどんな人にも似合って、ブルージーンズとの相性がぴったりのコットンジャージー コレクションをデザインしたい」と立ち上がりました。マリメッコ創立者のアルミ・ラティアの不安をよそに、1968年に発表したタサライタコレクション(Tシャツ、ルームウェア、アンダーウェア)は、たちまち大ヒットを記録。その後、マリメッコではたくさんのストライプ柄、ボーダー柄アイテムが登場し、シャツ、ドレス、パンツ、そしてホームコレクションにも採用されています。

「普通」が単なる「普通」ではなくなる時

暮らしに不安を覚える人も多く見られる2022年。不安だからこそ、気づけばシンプルなもの、安心感のあるものに手が伸びてしまうのかもしれません。タサライタTシャツは、まさにタイムレスに着られて毎日の暮らしに喜びをもたらしてくれるアイテムの代表格。今シーズンのタサライタTシャツは、マリメッコのアイコンとして愛され続けるウニッコ(ケシの花)モチーフがワンポイントに。「普通」の域にとどまらない、究極に「普通」なアイテム。クリエイティブな感性で、自分らしいタサライタTシャツのスタイリングを楽しんで。
プライドを持って世界を変える

マリメッコではインクルージョンと平等性を大切にしてきました。タサライタを「平等を象徴する存在」として位置付け、毎年開催されるプライド月間にはレインボーカラーのタサライタが登場し、あらゆる人の人権の大切さを訴えています。

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