ビルヴァ・ラウノ
バッグデザイナー
マリメッコでデザインすることについてどう思いますか?
バッグは、日常生活をもたらします…そして、マリメッコのお客様の生活は、偽りがなく、色と喜びに満ちていて欲しいのです!ファッションはうわべだけの世界とみなされることが多いのですが、私たち人間が服を着てバッグを持つということは、この地球上の他の生き物との違うところです。つまり、それが、我々の存在の中心となる、欠くことのできない部分でなければならないということです。しっかりとした考え、力強い伝統、そして色の世界を支持するマリメッコ社のためにデザインすることは、とても充実しています。
どのようにしてデザイナーになったのですか?
私の受けた教育は、ただ良いアイデアがあるだけではなく、本当のプロとして、デザインに対する信念を反映しています。もちろん、まず初めに何か言いたいことがなくてはなりません。しかしアイデアを伝える方法も知らなくてはならないのです。セントラル・セント・マーチンスでのMAファッションコースは、私の教育の頂点です。その前には、Polimoda(フィレンツェ)、FIT(NY)、Parsons(NY)、Esmod(パリ)で学び、ファッションのBAを取得しました。
なぜバッグデザインを?
バッグの立体性、彫刻的な面と数学的な精密さでしょうか…服のように人間の身体あるいは気候のパラメータに囲まれているのではなく、バッグのデザインや設計は、形や調和に関してのルールが制限されていないのに、単に重力によってのみ制限されています。
どのようにインスピレーションを得ますか?
都市。コントラスト。予想外の変化をしているもの。並列。私は常に観察しています。それがやめられないのです。いくつかの大都市を含む6つの国に住むことにより、最終的にはファッションにも影響するそれぞれの社会の要素を読み解くことを学びました。ファッションは、文化を読み取り、日ごろの行いを分析する楽しい手段です。
あなたのスタイルをどのように表現しますか?
イノセントな資質を持つ力強い視点を持ち、決してロマンティックではないと人に言われてきました。カラーと調和のセンスに秀でているとも言われます。簡単に言うと、複雑ではなく、でも決してシンプルではない。
デザインのプロセスは?
私には、「迷った時は、やらない」というモットーがあります。継続的にたくさんの情報を集めていると、何もしなくてもアイデアが自然と浮かびます。一つの言葉がきっかけとなるということもあります。それを強く感じずにいられないならば、興奮は本物です。さもなければ、うまくいきません。アイデアが熟すと、私は非常に正確に実在の物または製品として見えてきます。あとは実際に創作するという骨が折れる作業になります。その時点では、ほんの少しの変更があるくらいです。よくメーカーは私と仕事をすることを喜んでくれます。なぜなら、その段階までに私は自分がどうしたいのかを正確に分かっているからです。その後、プロセス上、私のデザイン全てに非常に専門技術的な側面があるのですが、それは最終的にはデザインの中心とはなりません。私は制作とディテールのことばかり気にしています。
どんな材料を使って作品を作るのが好きですか?
特にありません。硬くても、ソフトでも、人工でも、ナチュラルでもよいです。正しい時に正しく組み合わせるだけではなく、その品質を最大限に活用することです。
作品の一番のポイントは?
オリジナルや新しいものを創り出そうと努力する為の目立たない予想外の先行技術の組み合わせ。
好きなデザイナーは?
Hussein Chalayan。旅行カバンになる家具は、とても光っているバッグデザインでした。当時非常に新しかった彼のファッションへのアプローチとファッション以外の様々なものからインスピレーションを受けるやり方を高く評価しています。それから、もちろんRudi Gernreichのような一流芸術家。Tapio Wirkkalaのようなフィンランドの偉人たち。私は彫刻がとても好きなので、Antony Gormleyも好きです。私はしばしばニューヨークのFrank Stellaといったアーティストたちにも惹かれます。
一般的に言って、ファッションデザイナーに一番重要な資質は何だと思いますか?
好奇心。まだ存在しないものを明確に視覚化することができること。