ビヨン・ダルストロム
テキスタイルデザイナー
1957年 スウェーデン・ストックホルム生まれ。
ビヨン・ダルストロムは、グラフィックデザインとインダストリアルデザインにおいて、最も成功したスカンジナビア人デザイナーの一人です。ダルストロムは1982年に自身のデザイン会社を設立し、グラフィックデザインに力を注ぎました。現在、ダルストロムは主にインダストリアルデザインに重点を置いて活動しています。彼がデザインした幅広い製品には、家具、調理器具、おもちゃ、自転車、ドリルや建設用機器などがあります。彼の顧客リストには、Atlas Capco, Magis, KrupsそしてIttalaといった有名企業が含まれています。またダルストロムはコンストファク スウェーデン国立芸術工芸デザイン大学(ストックホルム)にて教授職にあり、ベックマンズ デザインカレッジ(ストックホルム)でも教鞭をとっています。
どのような経緯でデザイナーになったのですか?
私はいつも、ものの成り立ちに興味を持ち、どのように物事が運ぶのかに好奇心をそそられてきました。昔、私はエンジニアになるのだと思っていました。一方で、私は図を描いたり、絵を描いたりすることにも大きな興味を持っていました。のちに、デザイナーとして働けば、これら二つの興味あることを組み合わせることができると気づいたのです。
マリメッコで最初にデザインしたのはいつですか?
コラボレーションを始めたのは最近で、2006年の初めでした。
デザインプロセスを教えてください。
私のデザインプロセスはプロジェクトによって変わります。工業化することもあれば、工業技術部と共同で動いたりすることもあります。また、とても直感的であったり、あるいは取材したり、自分のアイデアに基づいていたりすることもあります。マリメッコ向けにデザインした時は、通常私がインダストリアルデザイン・プロジェクトに使用する3Dソフトウェアを使ってグラフィック・パターンを作るというアイデアを試してみました。細かいグラフィック・パターンを作り出すために、数学的な特性と高い再現性を用いたかったのです。私は一年余りの間断続的にこのアイデアで進めてきました。
あなたのデザインスタイルは?
私のスタイルはとてもベーシックだと思います。原型となるものを試してみることに興味があるのです。工業用機器であろうと、家具、テキスタイルであろうと、私のデザイン全てに例外なくグラフィック的な要素があります。私は分かりやすくて親しみやすい自分のデザインが出来ればと願っています。
デザイナーとして一番大切だと思う素質は?
耳を傾け、ユーザーの立場に立つことができることが大切だと思います。デザインはスタイルが全てではなく、物は機能性も大切なのです。
自分のテキスタイル作品をどこで見たいですか?
公共の場が面白いと思います。例えば、明るい色のStilla(スティラ/安定)柄を病院で見ることができたら、とても嬉しいでしょう。このパターンのシンプルな配色は、ポジティブですし、インスピレーションや温もりを生き生きと広めることができると思います。
marimekkoでプリントをデザインした感想は?
本物のプロフェッショナルであり、自分が何をしているかきちんと分かっている人々と仕事をすることは大変有意義です。私は学ぶことが好きですし、新しいプロジェクトはどれも学ぶ機会だと思っています。マリメッコのスタッフと仕事をすることは、私にとって興味ある経験になっています。私はデザインを渡し、代わりに彼らの知識を得ているのです。
ご自身をどう説明しますか?インスピレーションは どこから得ますか?
自分のことを説明するのはいつも難しいです。私は献身的だと思います。あらゆる新しい状況から常に何かを学ぼうと努力しています。個人としては、私はかなり控えめです。芸術、建築、自然、技術開発からインスピレーションを受けます。何かを学んだと感じる時には嬉しくなります。